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下痢をするのは「胃腸が弱い」から?!

2010年05月25日 12:50

犬の食餌に関する講座を開催していると、
「うちの犬は胃腸が弱くてよく下痢をします」
というお話を聞く機会があります。
「フードから手作り食に変えると胃腸に負担がかかって下痢をおこすのでは・・・」
とも心配されるようです。

でも、本当に胃腸が弱いから起こっているのでしょうか?


確かに、下痢をすると食べた物が出ていくということなので、
栄養を十分吸収できていないということになり、
長く続けば痩せてくる可能性もあるでしょう。

また、下痢が続けば脱水症状を起こす場合もありますから、
水分摂取できるような工夫が必要ですし、
心配で目を離せない等で飼い主さんにもストレスとなり、
日常生活に支障をきたすかもしれません。

こうしたことが、下痢を起こしてはいけないと思わせ、
起こしそうな状況にしないという「回避行動」を取るようになり、
いつしか「弱いのだ」と思い込むようになったとも考えられます。


まず、私たちは胃や腸を「内臓」と称することによって、
そこで起こった下痢も体内の病だと思いがちです。

ですが生理学では食道や胃腸は口から繋がった一本の「管」だと考えられていて、
分子生物学を専攻する福岡伸一氏などは「動的平衡」という著書の中でも
「消化管の中は生物学的には体内ではない」と記しています。

つまり、形になったウンチであろうと下痢状であろうと、
それは「体外」で起きている事象だとも言えるのではないでしょうか。

またこの二つの違いはというと、
順調に「吸収」が行われてカスが出てきたか、
何らかの理由により留め置かない方が良いと胃腸が判断し、
「吸収」が行われる前に排出されたかだと言えると思います。

これは「吸収」によって「体内」に入れてしまう前の
「防御」という正常な反応だと考えることもできます。
胃腸が「しっかりと働いている」とも言えるわけです。


こうしたことから、
歓迎すべき事象ではないとしても、
下痢が起こることが必ずしも「胃腸が弱い」と言えるものではない
と私は考えます。
きちんと胃腸が機能しているからこそ、下痢が出来るのです


 「症状を出してはいけない」・・・のでしょうか?


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